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昨夜は結婚一周年を迎え、近くの小洒落たレストランで妻と娘とお食事にいってきました。こんにちわ、横瀧です。
結婚式から一年。本当に早く感じました＾＾

さて、美白化粧品記事も3回目です。

前回は美白の目的によって、様々な種類や方法があるというお話しをさせて頂きました。今回は代表的な美白成分をお話ししようかと思います。

まずは美白成分のなかでもっともメジャーな成分である、

「ビタミンC誘導体」です。

ビタミンCの成分名は「アスコルビン酸」と表記されます。

抗炎症作用や皮脂過剰分泌抑制作用、抗酸化作用、美白効果（チロシナーゼ活性阻害作用と弱いメラニン還元作用による）、コラーゲン合成活性化作用、創傷治癒効果があり、にきび（ニキビ）やシミ、毛穴、美白などに効果があります。酸化防止剤として配合されます。

イオン導入・超音波導入・エレクトロポレーション導入により吸収性が増します。

ビタミンCとビタミンC誘導体の違いですが、ビタミンCは空気中でも簡単に酸化されてしまうので、内服用の錠剤は必ず空気と触れないようにコーティングがしてあります。また、肌につけると酸性であるため刺激があり、場合によっては皮膚が捲れてくる可能性があります。

これを改善したのがビタミンC誘導体で空気中でも酸化されにくい構造となっています。ただのビタミンCは経皮吸収されませんが、誘導体にすることで、水溶液であっても経皮吸収されやすくなり、特に大きな違いは細胞に圧倒的にVC誘導体の方が細胞内へビタミンCを送り込みやすいということです。

この高機能成分「ビタミンC誘導体」にはいくつかの種類があります。

リン酸アスコビルマグネシウム・・・
ビタミンC誘導体には、「リン酸エステル型」と「グルコシド型」、 さらには油溶性ビタミンC誘導体など数多くあり、 その中で最も臨床実績があり、効果が高いと言われているのが、「リン酸エステル型ビタミンC誘導体（正式名称：リン酸L－アスコルビルマグネシウム）です。

リン酸エステル型ビタミンCは、水に溶かした状態でも比較的安定する性質を持っています。また、経皮吸収性が非常に高く、皮膚内で酵素によって分解され、 アスコルビン酸（ビタミンC）としての効果を発揮します。

・リン酸アスコルビルナトリウム・・・
リン酸アスコルビルマグネシウムと同じように安全性が高く、溶かしやすいので院内処方に適しています。主に皮膚科医で使われています。
リン酸アスコルビルマグネシウムに比べると多少刺激がありますが、充分な臨床結果があるのでよく化粧品にも用いられます。

・テトラヘキシルデカン酸アスコビル・・・
最新型の油溶性のビタミンC誘導体。経皮吸収の向上を目指してドラッグデザインされ作られました。上記のビタミンC誘導体が短時間で皮膚に浸透するのに対して、持続的に皮膚内へ浸透していき、エステラーゼという皮膚内の酵素によりイソパルミチン酸が切断されビタミンCに変換されます。

・アスコルビン酸グルコシド・・・
ビタミンC誘導体は自然界にも存在し糖との結合なので安全性に問題はありませんが、人間の皮膚には糖をはずす酵素がほとんどないためにビタミンCに変換されにくいという欠点があります。効果は期待できません。

・リン酸アスコビルアミノプロピル・・・
リン酸基にモノプロパノールアミンがエステル結合した化学構造で、自然界には存在しません。
皮膚でビタミンＣに分解されたときにできるリン酸アミノプロピルの安全性について臨床例が少ないため化粧品にはあまり使われません。

・パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na・・・
リン酸ナトリウム塩とパルミチン酸が結合している、水溶性・油溶性、両方の性質を持つ新型ビタミンC誘導体（APPS）です。その効果は従来のビタミンC誘導体の125倍の浸透力があると言われています。皮膚細胞上でのビタミンC変換率が高く、かつ皮膚浸透性が高いという特徴があります。他のビタミンC誘導体同様、美白効果(チロシナーゼ活性阻害、活性酸素除去作用)、抗シワ効果(コラーゲン合成促進、コラーゲン分解抑制作用)、ＵＶ防御効果の働きを示します。

DUVOTA製品の美容液では「MD30」に「リン酸アスコルビルナトリウム」、高機能版の「MD40」には「テトラヘキシルデカン酸アスコビル」と「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na」を配合し、総合的なアンチエイジングをサポートします。

美白成分はまだまだ種類がありますが、ビタミンC誘導体は大人にきび予防や美白など、高機能な働きをするのと、臨床での歴史が長い安全性の高い成分なので、非常によく用いられます。

（つづく）