●化粧品の価値とは? -化粧品原料フラーレンから考察-●
いつもブログにご訪問頂きありがとうございます。
どおりで寒いと思ったら、大阪でもついに積雪を観測しました
さて、何気にツイッターを眺めていると、
「1,000円の化粧水と7,000円の化粧水を目隠しで使ってみたけど、違いなんてわからない!どっちも変わらないやん!詐欺!」
みたいなツイートを発見しました。
詐欺呼ばわりされた7,000円の化粧水を製造したメーカーさんに同情します(笑
そりゃ、化粧水のテクスチャの違いなんて微々なものです。
価値はそこでは決まりません・・・。
ただ、ある意味、化粧品の価値を本当に理解して使っている人は少ないんだと改めて思いました。
たとえば、
抗酸化作用で有名なフラーレンは非常に高価な化粧品原料です。
通常濃度は現在1%ぐらいですが、有効限界濃度10%(世界最高濃度!)まで濃度を高めると、30mlの美容液で50,000円ぐらいで販売しないと、おそらくその会社は倒産します(笑
もちろん、
0.01%フラーレンと10%フラーレンのテクスチャなんて変わりません。
高価な原料なので、1,000円の美容液にフラーレンは配合できません。
逆にフラーレン配合で1,000円ならかなり怪しいです(笑
ただ、これらのお話しもフラーレンという原料が高価だと知っていないと、意味のない話です。一昔前のヒアルロン酸と同じイメージですね。(昔はヒアルロン酸も高価な原料でした)
一般的に、
化粧品の価格は九割がた原料価格で決まります。
なので、
安価な化粧品は価格程度の成分しか配合できません。
無駄に高額化粧品を勧めるわけではありませんが、1,000円の化粧水と7,000円の化粧水は、おそらく中身が違います。
もちろん、一般的な化粧品会社なら、ですけど(* ^ー゚)b